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ゴールデンスランバー 

 伊坂幸太郎の2007年の小説。
手近にあったので、600ページほどありましたが、ついつい一気読みしてしまいました。
以下ネタバレです。
だいぶ前の小説で、映画化もされているようなので、ネタバレも何もないですが……。











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カッコウの卵は誰のもの 

あらすじ
 元五輪選手の緋田宏昌がスキーヤーとしての夢を託した一人娘の風美は、実の子ではない。
愛娘の大舞台を前に、それを伝えられない葛藤が宏昌を支配する中、遺伝子が才能を決定づけることについて研究している柚木洋輔が父娘に目を付けた。
柚木が同様に注目した鳥越伸吾は、元登山家の克哉を父に持ち、クロスカントリースキーで才能の片鱗を見せつつあった。
不可解な脅迫状とそれに続いて起きた事故は、風美の隠すべき出生の秘密を、否が応でも暴きだそうとしていた。


 小説としては面白いけど、ミステリーとしてはどうなのかという一品。
この作品が当初描きたかったのは、不器用な親子の絆と、本人の望まない才能が他人に見出されるのは幸せなことなのか、というテーマだったと思う。
理系作家らしい始まり方で、おまけに自分の好きなスポーツも絡んでいるので次々とページを繰っていったら、謎ときが思いのほかひねくれていて戸惑いました。

 物語が終わった段階で、宏昌と柚木の間には固い信頼が芽生えたけれど、風美と柚木の関係はそれほど深まっていないはず。
風美が気持ちのいい子だったので、問題が先送りされただけなのではと思わないでもない。
そして鳥越伸吾のクロカン選手との交流が、読後重い感じで横たわっているのが、何とも言えません。

 納得はしたけど、バットエンドでもないのにスッキリはしない一冊でした。
大人のエゴが最後まで子供を振りまわし続けてたからかなぁ。
ま、面白かったんですけどね。

探偵はバーにいる 

 これは小説の方で、映画の原作ではありません。
映画の原作は「バーにかかってきた電話」だそうで。
まぎらわしい。

 東直己のススキノ探偵シリーズ1作目です。
ハードボイルドといえば、高校の夏休みの課題で読まされた英語版ペーパーバックの「大いなる眠り」がさっぱりちんぷんかんぷんで、翻訳されたものを読んでもやっぱりちんぷんかんぷんだった、そんな印象なのですが。
ススキノ探偵シリーズは我が地元札幌の「どローカル」な話な上、映画でビジュアルイメージもある分、大分入りやすかった。
割とどうってことのない真相に向けて、殴ったり殴られたりしながらたっぷりページを使い執拗に泥臭く迫っていくのが非常に心地良い。
映画ではハーフボイルドに描かれていたけど、こっちはハードボイルドのシリアスな笑いを提供してくれました。

 それにしても、女は男とは別の生物だよね、っていうメッセージをひしひしと感じました。
自分が、読む作品からそんなメッセージばかり読みとっているだけかもしれません……。
2作目の「バーにかかってきた電話」も読みます多分。

悪意 

 東野圭吾作の、加賀恭一郎シリーズです。
刊行は1996年。
かなりの意欲作です。
なので、ネタバレ改行。

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私が彼を殺した 

 先日、「どちらかが彼女を殺した」を読み、感想を書きました。
ならばということで、「私が彼を殺した」を読みました。
想像以上に前作の感想とつながりそうなので、私はとてもうれしいです。
読んだのは講談社文庫版。
それでは、ネタバレ改行です。

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