超時空要塞マクロスまとめ 

 全話見終わった後、買ったばかりの「アオイホノオ 3巻」を読んで、パソコンに向かってます。
あの時代の熱量を、少しでも吸収したくて。

 小さな時からテレビアニメで育ってきた世代が、作り手側として初めて結集して作った、見る側と作る側の要求が気持ち悪いぐらいに合致していた奇跡的な作品でした。
設定で引きつけて、早々に放送延長が決まって、制作側がボロボロになりながらも最後まで走りきったライブ感もかなりありましたし。
良かったところは、ミンメイの歌と戦闘シーンですね。
特に前者は、歴史的にも意義深い存在だと感じました。

 主要キャラクターについて、少し語ります。
一条輝は、先輩のフォッカーが軍人になったことを嫌悪しながらも、戦争に巻き込まれるうち、自らも戦火に身を投じていきます。
戦争にも恋愛にも流され続け、アニメ版では最後も状況に流されて軍人として生きることを決めます。
それをもって、優柔不断だとか批判されるのは酷だと思いますが、現代っ子的な気質が強いと感じました。
ボドルザー艦隊との決着の場面で、戦闘現場にいないロボットアニメの主人公という画期的な描写が、彼の立ち位置を端的に表しているのではないでしょうか。
戦後2年間、未沙に家の掃除までしてもらって、彼女の気持ちに気付かないというのは不自然極まりなかった。
戦後編は、輝の言動に疑問点が多く感情移入がしにくかったことも、三角関係の決着が釈然としなかった一因だと思う。
声優さんがかなり未熟でしたが、このアニメ全体として非常に意欲的に若手声優を起用しているので、そういうものだと割り切って見てました。

 早瀬未沙は、最終的に輝とくっつくヒロイン。
序盤の描写から結末を予想するのは、リアルタイム視聴では不可能に近い。
互いに軍人として接するうち、ゆっくり絆を深めていきました。
後が怖いので、あまり怒らせたくない女性です。
思ったことを素直に言葉に出さないんですよね……ツンデレというべきか、どうなのか。

 マクロスのアイドル、リン・ミンメイは、先にも書いたとおり、歌が素晴らしかった。
アニメの中では、最終回の締めにも使われた「ランナー」のカバーが一番好きです。
声優と歌手が同じという点に、大きな意味がある。
以降のマクロスシリーズにおいても、つい最近まで歌い手とキャラクターボイスが一緒だったことはないわけで。
「きまぐれオレンジ★ロード」で、鮎川まどかの歌を鶴ひろみさんが歌ってなかったのを知った時、自分がどれだけショックだったことか。(←知らんがな)
すぐには広まらなかったけれども、声優が「声も歌も」求められるようになっていくきっかけになったキャラクターでしょう。
飯島真理はこの作品のあと、10年以上ミンメイの呪縛にとらわれ続けることになるけれども、それもこの役柄があまりに革命的だった証拠に他なりません。
声の方も、周りが周りだけにそこまでひどいとは感じませんでした。
日高のり子も最初はこんな感じの声だったよなぁ、とか考えながら聞いてました。

 外せないのは、カムジン・クラヴシェラリン・カイフンの2人。
カムジンは手軽な敵役として、カイフンは恋愛模様をかき回すキャラクターとして、散々暴れまわりました。
そして、二人とも最後は物語から退場、映画ではロクに出番も与えられず……という、与えられた役回りが露骨に出ているかわいそうな人たちです。
カムジンは本当にいいキャラクターだっただけに、構想段階のように、ラプラミズと文化に励んで子作りしてほしかったなぁ、と思った。


 さて。
総括すると、相当に見ごたえのあるアニメでした。
後々の作品に影響を与えてる部分が本当に多い。
機動戦艦ナデシコなんて、作品の立ち位置からストーリーから、被る点が多くてびっくりだ!
あれやこれや考えを巡らせながら見て、分量は多くはないけれども戦闘シーンに燃えて、よくわからない三角関係に振り回されて、あっという間に36話終わってしまいましたよ。
三角関係の組み立てがちょっと不完全だったのかな、と、今なら思います。
流れ上やむなかったとはいえ、「戦後」が描かれているのも貴重ですね。
なんかこう、すっきりとしない気分で終わるのが、戦後らしい味になってました。

 さーて、「愛おぼ」(←これは何回か見てる)、「プラス」(←これも何回か見てる)、「7」(未見)、「F」(同)の方まで、流れていきますかね!

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