魔法先生ネギま! ANIME FINAL 劇場版 

 劇場版「魔法先生ネギま!」を見ました。
ハヤテも含め、著しくネタバレを含みますので、まだ見てなくて、自分の目で見るのを楽しみにしている人は、回れ右をしてください。
以下ネタバレ改行です。







































 ネギま!のアニメを見てて、ようやく報われたと感じられる作品でした。
端から見ると、終始ニヤニヤしながら見ていた気持ち悪い自分ですが、ちょっと後ろを振り向いたらみんな同じような表情だったので、別に自分だけが変なのではないと思います。
ここまで8年半、長かった。

 以下あらすじ。

「始まりの魔法使い」を倒したネギたちが麻帆良学園に戻ると、あっという間に卒業式前日。
ネギがマギステル・マギになるためには、仮契約を結んだパートナーの中から、本契約に至る1人を翌日までに選ばなければならず、選ばれなかった者は魔法に関する記憶を失ってしまう。
それぞれが悩みを深める中、始まりの魔法使いが消滅と同時に発動させた力によって、火星が地球に大接近。
再び魔法世界と地球が脅かされ、事態を止めうる力を持つネギに、周囲は一刻も早い本契約者の決定を迫る。
果たして、ネギの決断は――。


 「そりゃねーだろ」とツッコミを入れたくなる場面もあるにはあるのですが、映画らしくスケールの大きい話にするために無茶した部分が主なので、目くじらを立てるのは野暮というもの。
長期連載による設定の蓄積を生かしつつも、出演を思い切って3-Aの面々に絞っているので、初期のネギま!が好きでこれまで付いてきたファンにとっては、ご褒美みたいなものです。
なぜって、普段より長尺なので、キャラそれぞれに目立つ場面があるし、絵も安定してるし、何より作り手がちゃんと愛を込めてるのが伝わってくるので。

 「本契約に選ばれなかった人は、魔法に関する記憶を失う」という部分が、序盤のドラマを成立させる肝になっています。
記憶をなくしてもいつか思い出せるように、それぞれが無駄な努力と悟りながら個性を生かした手段で記録を残そうとするのが切ない。
ちうとか、茶々丸とか。
そうじゃなくて、最後の思い出作りに励んだり、夜這いしようとしたりと色々な行動が出てくるのが、これだけたくさんのヒロインがいることの強みですね。
このあたりの行動に関して、各自が自然に動いているので、後半にもスッと入っていけました。
あと、パンフレットでも触れられてましたが、明日菜とあやかの妙に大人な会話は印象に残りました。

 赤松先生の日記では、作中での前提条件の説明が曖昧になっていると指摘されていたけども、自分は、和美(だったはず)が説明していた部分で普通に納得できました。
もしかしたら、指摘後無理やり修正したのかもしれませんが……ないか?
あ、でも、もともと魔法に関わっているキャラは記憶をなくさないので、態度に温度差があるというのは、作中ではわかりにくかったかも。
一見さんが見る映画じゃないからいいじゃん!と思いますが。
そもそも、映画化に向けての作品の切り取り方自体が一見さん向けじゃないし。
序盤からセラムンばりの変身シーンや、楓と真名のタイマン勢いに乗り、風呂から夜這い、火星接近と流れるような展開(笑)は、原作ばりの無駄の省き方を感じました。

 ネギが選んだ、全員と本契約という決断は、作品的には当然。
掟破りではありますが、掟破りの行為そのものを「燃え」に転化しているのでアリです。
もうちょっと引っ張ってもいいと感じましたが、尺の問題もあるし、何よりネギ自身がハナから本契約を誰か1人に絞ることを考えていなかった節があります。
もちろんイイ意味で。

 火星の結界は、明日菜が斬れば終わりじゃないかと思いましたが、そんなに甘くなかった。
お約束のように一度失敗して、最後の1ピースとしてチャオが登場したときは、まあお約束ですけども、映画館の雰囲気変わりましたね。
ここで燃えずにいつ燃える。
クラスメートがネギの後ろに立つのは、魔力を送るためだけじゃなく、彼の背中を支えるため、っていうのがいいじゃないですか。
とりあえず、「サイコフレームか」って突っ込んでおきましたけど。

 通して見た感想としては、こんな感じです。
まともにネギま!のアニメを見たのは久々というのもあり、お金があればもう何回か見に行ってもいいと思う程度には楽しめました。
1期と2期のスタッフが合流して作っているというのもポイント高いです。
過去の反省を生かし、双方の良かった部分を反映したのは、ファイナルにふさわしかったと思います。
星五つ。



 ハヤテのごとくもちょっと感想。
偶然なのか意図的なのか両作品とも、大事な記憶の欠落をテーマに据えていました。
こっちはこっちで、うまくまとまってたと思います。
ハヤテの対女関係のダメっぷりと、それにあえて言及しないのも原作通りでいい感じ。
ネギま!に華を持たせるため、意図的に小さくまとまった話にした感があります。
どっちも大作だと、見る方も疲れますしね。
ま、ハヤテには未来がありますから――。

 絶望的な幕間も楽しめましたよ。
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  • [2011/09/02 05:57]
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