UQ HOLDER!第40話感想 

 渾身の「バナナ…うめぇ」に悩殺される29歳であった。
以下ネタバレです。








Stage.40「あの時/作戦実行」


あらすじ

 フェイトに魔法を使わせないため、接近戦に持ち込もうとする刀太。
 接近戦でも圧倒的に劣勢だが、刀太は重力剣の特性を生かして戦い、決定打は与えさせない。
 そのうち、キリヱが事前に仕込んでいた石化解除アプリがカウントダウンを始める。
 フェイト一瞬の油断を突き、重力剣で地面にたたきつけた刀太はナンバーズを呼び寄せ、雪姫の待つ地下空洞へと時空転移したのだった。


感想

 アプリの力すげー。
フェイトの石化まで解除できるようになっていたとは。
石化で無力化を図ってくるフェイトの戦い方から、キリヱの自死が防がれたときの対策を取っていたわけだ。
時限式だったのも心憎いが、敢えてそういう種類のものを選んだのか、解除にそれだけ時間がかかったのかは不明……後者かな。

 久しぶりのカラー回。
前衛の刀太と、魔法の杖を持った後衛のキリヱ。
今作ではそういった要素が薄いので、前作読者を意識したサービスカットと言える。
刀太を宣言通り踏んで魔法使いになりきるキリヱさん……満足したことでしょう。

 扉絵のサブタイトルが「あの時」で、本編1ページ目のサブタイトルが「作戦実行」。
どうなってるんだ編集部(笑)
単行本でどちらが採用されるかが楽しみですが、これまでの流れをくむなら「作戦実行」か。
「あの時」なら、本編でもう少しアプリを仕込んだ種明かしがほしいし、むしろ次回に明かされるであろう過去の因縁をもって「あの時」とする方がそれっぽいと思われます。

 扉絵のアオリでも書かれているけど、カード的には「最終決戦」にふさわしいんですよね、これ。
魔法の存在が世界で明かされている割に、前作に登場したエヴァやフェイト以外で、アプリという形以外で魔法を使うキャラは少ない。
術や気は何らかの抜け道があったのかも知れませんが、魔法に関しては何らかの断絶があって、旧世代と現世代に分かれているのではないか。
旧世代とのけじめをつける戦いになっているように見えるので、そのあたりも、次回以降で明らかになってほしいところ。

 さて、刀太とフェイトの一騎打ち。
刀太が、フェイトが驚くほど重力剣を使いこなしています。
雪姫との日常的な訓練でたたき込まれた変幻自在な動きを、身体能力では出し切れない分、重力剣の重量変化で補っている形か。
フェイトの興を削ぐことなく、刀太の狙い通り、時間を稼いでいます。

 戦いの舞台は軌道エレベーターのホームとおぼしき場所に移動。
マスドライバーみたいな形状なのね。
この破壊は「なかったこと」になるはずだけども、もし弁償するなら大変な額になりそう。
刀太の借金は増える一方だな。

 フェイトの血は何色だっけか。
たしかに、赤である理由はなかった。
刀太はそこに人外の雰囲気を感じ取り、鳥肌を立てる。
とはいえ、そんなことで怖じ気づいている暇はないので、さらっと流して戦闘続行。

 九郎丸と戦うアスラ・ツゥは裏火星出身。
裏火星とは、前作の魔法世界のことでした。
九郎丸が「僕と同じ」と言っているので、九郎丸も裏火星出身か。
全世界に広がる神鳴流ネットワークでした。

 で、月詠はいつの間にか全身義体サイボーグに。
つまりメカ月詠ということか!
一空が「このお姉ちゃん一体どれほどの実戦経験を…!」と言ってますが、一空が寝てる間大体戦っていたと思われ。
個人的には、サクッと一空の胸を刺したときは、茶々丸だったら面白いのにと思っていたりもしたのですが、当たらずとも遠からずだったのかもしれぬ。

 戦闘中に携帯電話で会話する夏凜と刀太。
かつて念話が「使えない」とこき下ろされていたのが思い出されますが、これはこれでシュールな光景。
何だかんだ、夏凜が刀太のことを信用していることがわかってホッコリします。
夏凜は実力、ポテンシャルが高い割に、判断力が低い気がしますが、そこも美点か。

 紆余曲折ありながら、キリヱ立案の作戦は成功し、フェイト、刀太、九郎丸、一空がそろって地下空洞へ。
そこで待っていたのは、ドヤ顔の雪姫。
苦虫を噛み潰したようなフェイトの表情が面白い。
単なる憎しみの表情にも、悪さをした生徒が先生に見つかったようなばつの悪さにも見えますが、果たして。

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