UQ HOLDER!第42話感想 

 今のマガジンが薄すぎるか、厚すぎるか。
私はちょうどいいと思うのですが、「薄すぎる」という意見が大勢を占めて、昔のガンガンやアフタヌーンみたいな厚さになることにもやぶさかではない。
以下ネタバレです。











Stage.42「フェイトへの質問」

あらすじ

 一空は刀太を求める理由を聞き、ネギを救うために必要で、それが全人類を救うことにもつながる、という答えを引き出した。
 九郎丸は、刀太を求めるのは緊急性があることなのかと聞き、事態は切迫していないことを聞き、安堵した。
 刀太は、自分の両親を殺した本人なのかと聞き肯定されて、けじめをつけるためにぶん殴りに行くと決意した。
 夏凜は、雪姫とネギが愛人関係にあったという噂の真偽を聞き、雪姫に怒られた。


感想

 雪姫が好きすぎてアホの子になる夏凜好き。
空気読まないだけでなく、読者が知りたい質問とも微妙にずれてるのが笑える。
そうだよね、夏凜にとっては大事なことだよね……。
ただ、無粋を承知で言わせてもらえば、「ネギを最も愛していたのは誰か」ではなく、「ネギが最も愛していたのは誰か」を聞いてほしかった!

 今回の質問と回答で、読者が知りたいことで明らかになったことはそんなに多くない。
刀太も言ってるけど、雪姫に聞けばいいことや、知らないのは当事者(と読者)だけの事柄が結構あるからだ。
とはいえ、ネギが生きていて、封印を解く鍵になる刀太をフェイトが欲している、ということが明示されたのは大事なこと。
雪姫が知っていることを刀太にちゃんと伝える保証はないわけで、塔の上に行く目的が一つ増えたとも言える。

 フェイトは、刀太が自らの意志で自分の所に向かってくることを待っている。
だからこそ刀太が、「俺の父母を殺ったのはアンタか?」と聞かれ、肯定した。
1人1問を厳密に適用するなら、フェイトが誠実に答えるべき刀太の質問は「じいさん生きてんの」で、答えは「そうだ」であるはずだから、その後の質問には真実を答える必要はない。
本当に殺したのかもしれないけど、公式には数十年ぶりに地球に降り立ったという情報とは、矛盾がある。

 このあたりの情報をまとめると、今のネギは前作のナギと同じ状態になっているのではないか、と推測ができる。
それなら、フェイトと雪姫が袂を分かつのも何となくわかる。
もっとも個人的には、前作のナギの状態をいまだに正確に把握できていないのだけれど。
ともかく、謎である。

 ネギを救うことが世界を救うことになるのか。
ネギでないとできないことって何だろう。
一空が「言葉通りに受け取っちゃダメだ」と言っているのは大事なこと。
「かつて雪姫と君の祖父(ネギ)は…」で会話が途切れるけど、そこがむしろ聞きたいんですけど。

 再びダメ先輩の話。
雪姫とネギの実際の関係まで結果的に引き出そうとしたのは評価できる。
そんな口止めするような関係なんだろうか。
夏凜はお仕置き部屋行きだなぁ。

 「あなたはどうなの?」は、夏凜の二つ目の質問。
だから、「僕は人を愛さない」という答えは「嘘ね」となる。
素直にとらえると、腐ってることになるんですが、いいんでしょうか。
ともかく律義なフェイトでした。

 九郎丸の質問は真面目。
フェイトから「あの塔の先でいつまででも待とう」との言質を引き出したのが素晴らしい。
刀太が闇の魔法を発現させたのを見て、ネギを解放する条件が整ったと感じ、先走ったか。
フェイトは、もう少し刀太が力をつけるのを待つことにしたようだ。

 最近、マガジンでは1ページ使って作品のあらすじを紹介するのが、新規読者の取り込みに活用されているようで。
以前は雪姫がナンバーズのNo1であると明かされたりもしましたが、今回は地下空洞が「エヴァが作り出した空間」と紹介されました。
物理的な地下空間ではなく、前作の「別荘」みたいな感じなのかも。
それはともかく、雪姫が用意した空間にキリヱがフェイトを転送させたのだから、当然2人は事前に打ち合わせていたわけだ。

 最終ページでキリヱがパンチラ。
もうすぐ自分三十路なのに、こんなこと一々指摘するのもアレだけども、本作では珍しいものを見たという印象。
これまでストイックなまでに隠す路線だったけど、これぐらいならいいんじゃないでしょうか。
珍しくやる気を出した、と言われるキリヱにとって、今回の作戦、結果で目的を達したことにはなるのだろうか。

 こういう展開になることが織り込み済みなら、雪姫とキリヱの真意って一体…。
2人とも悔しがるどころか、派手に帰って行ったフェイトに呆れているだけという。
このリアクションに整合性を求めるとしたら、キリヱの作戦の依頼主は雪姫で、雪姫は自分の口からは刀太に言えないことが多いから、フェイトに語らせた、ということか。
雪姫がもし刀太に何らかの罪悪感があるなら、刀太自身の選択でフェイトの元に行くのもやむなし、と思ったのかもしれないなぁ。

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