デュアルジャスティス 

 竹山祐右「デュアルジャスティス」を絶版マンガ図書館で読みました。
2006~07年にかけて、Web漫画誌のMAGNAなどで連載されていたようです。
全3巻。
http://www.zeppan.com/book/detail/45941












 読む作品は、表紙と少ない予備知識で選んでいるので、別に意識したわけではないのだけれど、先日読んだカティサークに似てました。
お約束スキーには大好物なのです。
自分の「引き」も捨てたものじゃないな、と思う。
それと、何より絵が好みなのです。

 人が天に思いを馳せなくなった時、天は地上に使いを遣わせる―。
不良のレッテルを貼られた少年・瀬守源路は堅物の「天空特警アヴァロン」に、大和撫子として育てられた湖奈川美月は破天荒な「美少女天使パレスリーナ」に変身し、人々に恐怖を与える悪魔獣と戦っていた。
クラスメートだが互いに正体を隠して戦う中、悪魔獣を束ねる3体の魔徒が現れる。
人心を惑わし、恐怖を力とする魔徒に、己を抑圧する正義の味方は次第に圧されていき、ついに迎えた最終決戦の行方は。

 ……というあらすじでした。
設定だけでご飯3杯くらい行けます。
人間の皮を被って暮らす魔徒が憎めないキャラで、途中から参戦する銃装天女オラクルリーファも可愛いんだわ。
3人目が出てきたらデュアルじゃないじゃん、てツッコミにもちゃんと応えてくれるし、設定面は本当に行き届いてる。

 昔はジャンプを読んでたのですが、死屍累々の短期打ち切り作品の中でも、印象に残る作品というのはある。
その一つが同じ作者のバレーボール漫画「カイゼルスパイク」でした。
多分キャラクターデザインに惹かれたんだと思う。
打ち切り以来、ジャンプでは見なかったのですが、こういう仕事を残していました。

 特撮ヒーローものと魔法少女ものの文脈を踏まえてシナリオを一本化……と言いたいところですが、1.5本化くらいで進行していきます。
描きたい事がいっぱいあって可能な限り詰め込んだ感がひしひしと伝わってきます。
それが、掲載誌の休刊などで不完全燃焼で終わった感じ。
そのあたりの思いは、各巻の巻末に書かれています。

 しかし、このキャラ配置なら、源路と美月が反発しながらも互いに惹かれあって……みたいな展開になりそうなものだけど、当然の様にそうならないのに驚く。
よほど意識していないとこんな描かれ方にはならないはずなので、真意を知りたいところ。
せっかくのダブルヒーローなので、もう少しパレスリーナの方に寄っても良かったように、個人的には思います。
そんな惜しさも含めて、もっと読んでみたかった作品でした。

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