常習盗賊改め方ひなぎく見参! 

 一本桜花町編と合わせて絶版マンガ図書館で読みました。
1998年から2001年まで月刊ガンガンWINGで連載の無印が全3巻で、2006年から2007年までコミックブレイドMASAMUNEで連載の一本桜花町編が全2巻。
独特な丸みを帯びた輪郭の女の子が可愛いのです。
個性があるのに正統派の美少女を描くのって、本当に特殊技能だと思います。

 概要の紹介はJコミの中の人から。
片やエニックスお家騒動で打ち切りとなり、片や掲載雑誌の休刊で打ち切り。
人気と関係ないところで作品が終わっている分、面白いのはいいけどモヤモヤするのも事実。
作者としては続きを描くつもりがあるようですが、果たしてどうなるだろうか。

 如月雛菊は、16年ぶりに一本桜花町に現れた義賊・石川夢幻斎を捕えることに執念を燃やす16歳。
18歳の石川剣は夢幻斎を演じながら夢幻斎対策課の職員として働いている。
雛菊は夢幻斎を追ううち心を通わせ、次第に心惹かれていく。
一年中咲き続ける桜と如月家、石川家の因縁は世代を超えて継がれていく。

 そんなあらすじ。
雛菊は毎回あっけなく夢幻斎を取り逃がしますが、それにも理由があるというすごい話。
だからこそ、物語序盤の捕り物みたいな駆け引きをもっと見たかった気もしますが、話を急いで畳まなければならなかったので仕方ない。
雛菊以外には夢幻斎の正体がバレバレなのも、ガバガバで笑える。

 守護月天のアニメで育った世代なので、作者への思い入れは深いです。
月天の方も完結まで時間がかかってね……(遠い目)

 個人的には紫紺太夫とか椿とかが好きなのですが、一本桜花町編ではともに極めて影が薄いので寂しい。
特に椿のフェードアウトっぷりはあまりにあっさりかつ突然で驚く。
物語上必要な展開ではあるので、この手際の良さは一見の価値がある。
快活な雛菊が相談相手を失って孤立していくきっかけになるので、つらいですが。

 無印の終盤は、物語世界の根幹に迫っていてかなり難解。
しかし、一本桜花町編のラストは主要人物の消息も含めてさらに難解、という凄まじさ。
ここは基本ネタばれ上等で書いてますが、うまく説明できないので、誰か何とかしてください。
恋愛面はゴールが見えつつありますが、キャラや設定の掘り下げはもっと見てみたいところです。

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