UQ HOLDER!第50話感想 

 連載1周年は39号でしたが、50話を超えると1年経ったなと思う。
私は感想書くのすら何回か「休載」しているのに、週刊漫画家のマメさ、緻密さには本当に頭が下がる。
以下ネタバレです。
















Stage.50「事件の真犯人」

あらすじ

 連続殺人の犯人と思われる死霊の襲撃に、夏凜は浄化の力で対抗する。
しかし、想像以上の魔力に苦戦し、不覚を取ってしまった。
夏凜と連絡が取れなくなったことで、九郎丸と一空は三太への疑惑を確信に変える。
困惑する刀太をよそに三太と対決姿勢をとる九郎丸たちを、霊体の少女が見つめていた。


感想

 読者は各キャラの視点を持っているから流れを把握できるけど、各人の持っている情報が噛み合ってないせいで複雑な情勢になっている。
こういう話は好きです。
開き直った三太にしても、九郎丸の言う「何かした」をよくわかっていないのではないか。
でも、会話の上では成り立ってしまうのですよね。

 毎回当たりもしない推測ばかりで恐縮ですが、力(瘴気)の強い言い伝えの「小夜子」が本体で、経年劣化によって夏凜の言う「人の心」を失いつつある。
三太は未成熟な眷属で、ひょっとしたら部分的に意識を共有していて、小夜子は何らかの事情で三太にそのことを説明できていない。
自分の責任で三太を巻き込んだ小夜子が、自分がどうにかなってしまう前にUQホルダーに何とかしてもらおうと呼び寄せた、ということか。
それって雪姫と刀太の関係に似てない?とか妄想しながら、後で「あー外れた>_<」と嘆くのが最近の醍醐味になってます。

 夏凜と戦った小夜子は見た目、言動ともかなり不気味。
「ああ でも…」の後の下りは、夏凜を呼んで、自分を殺してほしいと言おうとしていると思うのですが、どうでしょうかね。
「罪もナい人ナんてこの世にいるわけナいじゃナいですカ」は、前回もモブキャラが言ってました。
学校の怪談の世界です。

 中等部の教室で見つかった犠牲者も、魔法高校の生徒でした。
こんな回りくどいことをしたのも、夏凜たちを真実に近づけるためだと思うのですが。
九郎丸と一空は三太にミスリードされていて気付かず、三太と接点のなかった夏凜だけが結果的に小夜子と相まみえることになった、という。
九郎丸に三太のことを伝えた方の小夜子?は、何を思って戦況を見つめているのか。

 夏凜はこれだけ強くても清々しい負けっぷり。
霊体が呪文を詠唱するのがちょっと面白いんですけど、闇竜の息吹って精神攻撃なのですね。
このまま水没する勢いの夏凜。
「埋める」のはまた別の方策だと思いますが、視覚的には埋まっていく感があります。

 刀太が三太の正体を聞いても納得できない姿がギャグタッチで描かれる。
能力のことはともかくとして「脈絡ねぇ」というのは、そうなんですよね。
それらしい動機、というか思いが描かれていても、脈絡がない。
それが今回の事件の謎を深めています。

 斬魔剣・弐之太刀は、人は斬らずに魔(と時々女性の服)を斬る剣だから、三太だけでなくかばいに入った刀太をも斬ってしまう。
知らなくても読み飛ばせるけど、知っていてもなるほど、と思える演出です。
それにしても、対策を立てた九郎丸にあっさり腕を切り落とされて狼狽する三太はやはりチョロい。
自分のことを把握できていないのだとよくわかる描写で、切なさが込み上げてきます。

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