UQ HOLDER!第51話感想 

 マガジンのアンケートでは、毎回UQ HOLDER!を「これがあったから今週号のマガジンを買った漫画」として挙げています。
そういう意見が多いから、ページ数を減らしてでもできるだけ毎週載せる方針になっているのだと解釈しています。
アンケートの声は編集部にとってネットより全然大きい。
以下ネタバレです。














Stage.51「小夜子と三太」


あらすじ

 三太を確保しようとする九郎丸と一空を、刀太が体を張って阻止する。
逃げ延びた三太は小夜子と再会し、真実を告げられる。
死霊魔術師(ネクロマンサー)だった小夜子が、8年前に死んだ三太の魂をこの世に留めたこと、三太をUQホルダーに引き取ってもらうつもりだったこと……。
死者と不死者はわかりあえないまま、悲しい戦いが始まるのか。


感想

 大体前回の予想通り?
話の流れが既定路線な分、各キャラの掘り下げに力が入っています。
一空の軽さや刀太のまっすぐさ、底知れなさ、九郎丸の真面目さ、三太の未熟さ、小夜子の無念と後悔。
コンパクトにまとまっていて、良い話になっています。

 すべては妖怪のせい、ではなく、小夜子が仕組んだものだった。
一見都合のいい展開も、彼女が誘導して、そうなっていたということです。
誤算は、一番心を通わせていた刀太でなく、退魔師の性から逃れられない九郎丸に、小夜子が真実を伝えてしまった、ということか。
このすれ違い、ボタンの掛け違いこそが、今回のシリーズを覆う悲しみにつながっています。

 先に一空が軽いと書きましたが、物理的にも性格的にも軽いと思います。
性格が軽いのは、ある種の美点でしょう。
カラッとしていて切り替えが早いのは、重い運命を背負いがちなナンバーズの中でもバランスをとる役目を果たしています。
地面にアンカー張って刀太を押さえつけようとしたのに、あっさりめくられたことの方が問題です(^^;

 闇の魔法で勢い余って九郎丸を床ドンする刀太。
何も問題ないな!
ナンバーズの中で一番真実に近づいたのが、一番真面目に調べてなかった刀太だったという皮肉。
こういうことを言い出すから、刀太は侮れないのです。

 続いて、三太を壁ドンする小夜子。
キスでネクロマンサーの力を伝授できるのか。
8年前、UQホルダーを追い払ったのは、小夜子の力の一端を受け継いで、依頼を受けた三太だったと。
それ以来一度も会ってなかったのか。

 三太が流されずに、ビビッてキスを避けたのは、「三太だったらそうなるよな」と納得できるだけの描写が、これまでもされていた。
愛に飢えてるけど、人を信じられないのですよね。
小夜子が8年間そばにいられれば、違ったのかもしれませんが。
「あのね…」の後、小夜子は三太に何を言ったのでしょうか。

 小夜子は過去編を読んでみたいキャラクターですね。
誰のどんな願い、思いが、彼女の魂がすり減るまで、この学園都市にとどまらせたのか。
三太が混濁した記憶を元に言っていた、「一空と同い年」というのが小夜子の記憶だとしたら、生ける伝説のネギたちを仰ぎ見て育ってる世代のはずなので。
相当ぼかしてでも良いから、描かれないかな……。

 最後に顔出ししたキリヱはいわゆる「終わらせキャラ」か。
赤松作品の連載では定番のロリ系終わらせキャラですが、不死者の群像短編を積み重ねている本作では、短編ごとに、閉じた世界を打ち破って収拾をつけるキャラが出てくるイメージ。
キリヱといえば、公式チート認定されている「リセット可能な人生」能力の持ち主。
小夜子、三太の2人が救われるエンディングを迎えてほしいものです。

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