UQ HOLDER!第53話感想 

 応募者全員サービスの描き下ろし年賀状の絵柄は夏凜とカモ。
「なるほど、そういう人選か……」と呟いたきり、言葉が出ない。
夏凜さん元気かなぁ(遠い目)
以下ネタバレです。














Stage.53「希望はやって来る」


あらすじ

 小夜子が仕掛け、増え続けるゾンビによって、バイオテロの様相を呈する学園都市。
三太は自分が引き金になってしまったと悔やみ、刀太に秘密を打ち明ける。
そこに、状況を巻き戻せる特殊能力を持つキリヱが応援に駆けつけ、一条の光が差し込む。
しかし、間髪入れず小夜子がキリヱを急襲し、戦況は悪化の一途をたどるのだった。


感想

 希望はやって来て、瞬く間に去っていった、というのが一番の笑いどころか。
小夜子と対話するのでなく、戦うことになる理由ができたとは言え、出オチ感半端なし。
キリヱは戦闘要員ではないので、こういうリスクはあるよね。
前シリーズでわかっていながら、結局それを許してしまう刀太たちは、キリヱの言う通り「むのー」なのだろうか。

 ゾンビ映画はバイオテロである、という概念を刀太に熱心に説く一空が大変面白い。
話を聞けば確かにその通り、キバ○シっぽく説明してます。
刀太が聞き役になり、小夜子の狙いがいかに世界に深刻な事態をもたらすかがわかるようになっている。
九郎丸が「僕達の任務は失敗」と言っているけど、怪死事件の捜査がここまで広がりを見せることは、普通読めない。

 感染ゾンビは生き返らない。
死んだ人間は普通は復活しない。
不死者をテーマにする漫画だからこそ、死には敏感にならなければいけない。
たとえ青臭くても、主人公の刀太はそういう姿勢を示し続けなければいけないと思います。

 三太が刀太に助けを求める場面は、ぜひ読んでほしい。
自分と周りのごく近い範囲が世界の全てと思っていたり、素直になれなかったり、相反する思いを整理できずに抱え続けたり、とにかく三太は「若さ」をこれまでかというほど詰め込んだキャラクターですが、少し成長したことがわかります。
失敗してもやり直せばいい、取り返しはつく、と思えることは、精神衛生上大事なことなのです。
そこで、物理的にやり直せるキリヱが出てくるのが何だか面白いですが。

 褒められると妙に嬉しそうなキリヱ節は健在である。
この緊張感のない口調は、何がそうさせるのだろう。
彼女が出てくると、作品の雰囲気がずいぶん変わります。
そこで読者の気を緩めさせておいて、一気に緊迫した場面に持っていく狙いは当然あるでしょう。

 石化すると能力が発動しないなら、ゾンビ化はどうなのだろう。
今回のヒキはその一点に尽きる。
生物学的な死とは何なのか、ゾンビは何が原動力になっているのか……案外深い問題が突きつけられています。
キリヱが一人で巻き戻されるとあまり意味がないので、最小限誰を巻き込んで行くのかも焦点か。

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