UQ HOLDER!第97話感想 

 今週のマガジンで面白かった5作品。
・UQ HOLDER!
・徒然チルドレン
・風夏
・DAYS
・デザートイーグル
はじめの一歩の展開は割と普通に気になる。
以下ネタバレです。











Stage.97「突然のお客様」

あらすじ

 UQホルダーのアジト「仙境館」で入浴していた夏凜、キリヱ、九郎丸の話題は、雪姫にプロポーズした刀太に集中する。
3人は、途中合流した雪姫の胸中を探ろうとするも、適当にあしらわれた。
一方、刀太を頼って上京した忍は、導かれるように仙境館にたどり着き、成り行きで入浴する。
侵入者扱いされた忍に館内は混乱するが、刀太が落ち着いて対処し、彼女の性別が明らかになった。


感想

 UQ HOLDER!でラブひなをやる話でした。
温泉で女子たちがキャッキャウフフするのは良いですね、と遠い目。
手元にラブひな1巻がない方は、マンガ図書館Zで無料で読めますので、特に見開き扉ページ以降は、対照しながら読むとニヤリとできることでしょう。
これを再現するために忍のキャラが造形されたとすれば、随分と手の込んだ仕掛けだなと思います。

 今や昔話になりますが、ラブひな後期(と、記憶が正しければアニメ)は、永遠の学校祭前夜的なモラトリアムと、そして、大学生的なモラトリアムと、かなり真剣に向き合っていたのでした。
モラトリアムを象徴するさまざまな装置が思い起こされますが、その一つが女子寮「ひなた荘」なのでした。
で、仙境館の構造は、非常にひなた荘っぽい。
悠久の時を生きるナンバーズが居場所としているのが、モラトリアム装置だというのは、興味深いですよね。

 入浴する九郎丸の肩幅が、1巻の頃や、小夜子戦後と比べてとても狭くなっている。
つまり、女性的な体つきになっている。
キリヱがからかい半分で言っていることも、あながち的外れではありません。
このままでは、16歳を待つまでもないのかもしれない。

 満を持して表に出てきた雪姫。
キリヱのこの守備力の弱さは一体何なんだ。
雪姫が指摘する「あざとい」は、完全なメタ発言だ。
確かにあざとい。

 蒸し返すようですが、雪姫が不死者同士の求婚について、「決断への猶予は永遠にある」という言葉は、モラトリアムそのもの。
刀太は不死者になって日が浅く、永遠に生きるつもりで学び、明日死ぬと思って全力を尽くしているので、通常の不死者の枠にははまらないのです。
そう言えば、刀太がガンジーの言葉を引いて宣言したのは、忍が初登場したStage.2のことでしたね。
「人間の女の子」の前振りも含めて、面白い構造の話です。

 結局、忍は女の子でした。
やはり、あの段階では敢えて分からないようにしていたのだ。
こちらは今回の九郎丸と違って、性別が割れるまでは少年に寄せた描かれ方をしている。
自由な作品だ。

 ラブひなを片手に読むと、忍の「ここって混浴――!?」からのムキムキが笑いどころになる、はず。
で、結城忍が結城夏凜にパイタッチである。
この絵面は一体……。
生き別れの姉妹か何かか。

 さりげなくフープを回して今回(扉絵以外で)初登場の刀太。
いつの間にか、(降格したけど)ナンバーズらしい貫禄が出てきました。
からの、「センパイのえっちー!」である。
ザ・様式美、ごちそうさまでした。

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