UQ HOLDER!第132話感想 

 取り急ぎ感想のみ。
以下ネタバレです。











Stage.132「ネギ救出作戦」

あらすじ

 深層意識下の明日菜が刀太たちに授けた作戦で、ナンバーズが始まりの魔法使い陣営を相手に稼ぐことを求められた時間は37秒。
それすら難しいほどの実力差がある中、フェイトが雪姫とともに刀太に助太刀し、始まりの魔法使いからネギを一時的に引き剥がした。
束の間の再会でフェイトが語った、人類を救う腹案は、刀太をモデルにした全人類の不老不死化により、始まりの魔法使いの力の源泉である「苦」を取り除くことだった。
しかしネギはこの案を容れず、刀太に自分の足跡をたどるよう言い残して交渉は決裂し、「塔」を破壊しながら激戦が続くのだった。


感想

 原画展の案内告知が、疑似的な巻中カラー扱いでした。
ちびキャラたちがかわいいです。
裏面には新装版の広告。
地方都市だと置いてある店が少なく、入手に難儀しています。

 世界を救うというネギ=ヨルダと、ネギと一緒に人類を救いたいフェイトと、ネギを救うことで雪姫を救済したい刀太と、ネギを救いたい雪姫の間に、埋めがたい溝があるのですよね。
今回の描写はそのあたりが浮き彫りになった感じです。
で、せっかくのネギとの再会なのに、一番消極的な雪姫……というかエヴァンジェリンの影が一番薄いという。
部下たちの士気は高いのに、雪姫のこの一種の諦観は何なんだろうなぁ。

 夏凜対ラカン。
神の恩寵、見たことあるんだ……。
高速連打でオッパイがものすげえ揺れてるのはまぁ、神の恩寵と言うべきか。
痛いけど傷つかないというのは、つくづく酷な話だと思う。

 クウネルが三太に、小夜子と自分たちがよく似ていると言ったのは、まさにその通り。
読者にとっても、小夜子のエピソードが、始まりの魔法使いの行動原理を理解するための補助線になっているわけで。
本来、始まりの魔法使いに行くはずだった麻帆良の数十万柱を自分に引き寄せていた小夜子の天才ぶりがわかるというものです。
こう見ると、三太も意外と健闘しているのか。

 で、のどかと夕映の2人を引き受けた九郎丸。
こっちも意外と頑張ってる。
いつの間に全方位攻撃(というか拘束)の準備してたんだ。
この辺りの封印術は、神鳴流とはまた別系統のものなのだろうか。

 いつ出てきてもおかしくなかったけど、ついにどこからともなく現れたフェイトが、とっておきのネギ引き剥がし術を披露。
元身内だからこそできる芸当である。
律義にヨルダに「様」付けしたり、ネギにやんわりと拒絶されてうっすら涙浮かべちゃったりするフェイトがかわいい。
もうこれは愛というしかない。

 フェイトが掲げる全人類の不老不死化は、死ぬに死ねないナンバーズの苦悩を見てると、根本的な解決にはつながらないように見える。
それはそれとして、刀太が「一般に移植可能な不老不死技術の唯一の成功例」だというのは、重要な種明かしではないか。
フェイトが、現在の人類を救うという文脈の中で発言している以上、刀太が雪姫の血を飲む前から得ていたらしい不死の力も、後天的な移植で身についたということなのでは。
つまり、ネギ(とアスナ?)のクローンとしてつくられた上に、生まれてから不死要素を上乗せしたわけで、ちょっと設定盛りすぎじゃないですかね。

 ネギから刀太への伝言は、つまりネギが死んだとされる後に、彼が現れた痕跡を探すこと。
そこにのどかと夕映を連れて行けば解析ができるということだけども、それはつまり、そこの戦場にいる2人は本物ということだよなぁ。
かつてのフェイトと同様、寝返りを期待することもできる、と。
それが、ネギがかけた保険だったのかな。

 ネギ、フェイト、エヴァの3人とも、時間が止まったままの、本来の小さい姿でいるのが良いですよね。
エヴァはネギと話せて、踏ん切りが付いたのだろうか。
フェイトも、ネギの賛同を得られなかったことで方針転換を迫られるだろう。
刀太も次の目的ができたし、短時間ながらそれぞれに意義深い再会となったことでしょう。

 交渉決裂後、ネギ=ヨルダが0.01秒でフェイト、0.03秒で雪姫を封じたのは、彼の圧倒的な強さと速さを示す場面なのですが、刀太がものすごいスピードで回天を発動させられる修行の成果を示す場面でもあるのですよね。
それでも、とてもじゃないけど同じ土俵に立ったとは言えないぐらいの力量差なのですが。
自ら作り上げ、刀太の目標でもあった「塔」を破壊しながら、今後の刀太の行動を規定しようとするネギは、抜かりない。
ところで、始まりの魔法使いが刀太を連れ去メリットって何だったっけ。

 真面目なシーンなんですけど、キリヱが今回、刀太の名前しか叫んでないのに少し笑ってしまった。
たしかに、このレベルの戦闘になると、彼女のすることがなくなるのですが。
カトラスはどこ行ったんだっけか。
あと、37秒の時間を稼いだ末、誰が何をするのか、あたりが今後の焦点でしょう。

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