UQ HOLDER!のテレビアニメを見る前に心を整えておきたいこと 

 いよいよ深夜には、UQ HOLDER!のテレビアニメが始まります。
先行上映会は既に行われており、流れてくる反響はおおむね好評のようです。
これまで、期待を高めてはしぼませてきた赤松作品のテレビアニメ化。
できるだけフラットな気持ちで、視聴に臨みたいものです。

 思えばラブひなのアニメ化は、高校入学直後でした。
パソコン研究部の見学に行ったとき、「いよいよ始まるね」などと話題にした記憶があります。
始まってみると、何かこう、ボタンの掛け違いのような感覚があったのですよね。
円盤はよく売れたようので、アニメ作品としては成功したのだと思います。

 原作者が後年語ったことを参考にするならば、アニメオリジナルのライバルキャラの存在が、異物感の正体だったのでしょう。
読者にストレスを与えないため、ラブコメにはライバルを置かないのが赤松作品の特徴です。
原作との違いを出すために生まれたキャラですが、原作のラブコメの味付けを求めていた層には受け入れ難いことでした。
今となってはぜいたくな話ですが、全体の独特なキャラクターデザインも批判の対象になっていた気がします。

 ギャルゲーの手法を一般誌に取り入れヒットしたラブひなを見て、フォロワーが相次ぎました。
美味しい要素を抜き出して発展したのが、4文字系作品ですね。
当時の読者、視聴者のニーズは、男性目線を残しつつ、男性の存在を消す方向でした。
ラブひなのテレビアニメがその方向に行かなかったのは、時代が早すぎたからとしか言いようがりません。

 ネギま!は、楽曲面での大ヒットを引っ提げ、注目される中で始まりました。
多くの人が、一つの歴史を目撃したはずです。
31人の女子を動かすには、アニメ業界の経験が足りなかった。
1期が終わった後、たまたま見た「魔女の宅急便」に、途中交代した監督の名前がクレジットされていて、私は切なくなってしまいました。

 ネギま!?は、キャラクター性を前面に押し出すために、いったん全員を分解して、アニメ向けに再構築しました。
ぱにぽにみたいになると良いなと思ったこともありましたが、実際にそうなってみると、何か違う。
ファンなんて勝手なものです。
キャラクターアニメとしては一つの形だったのかなと思いますが、制作側の労力が割に合わないのか、後に続くような作品はあまりない印象です。

 そんな流れでのUQ HOLDER!です。
この作品は、これまでの2作に比べるとアニメにしやすいはずなのです。
なぜなら、漫画業界のコロンブスの卵的なヒットではないから。
アニメ化に向けたハードルといえば、原作者の固定ファンが多いことぐらいです。

 先日見た14巻限定版のOADでは、原作の要素を拾いつつ、刀太視点だったシーンを雪姫視点に切り替えて製作されており、メディアミックスの良さを感じました。
そういった工夫をしやすい環境は、これまでの作品以上にあるはずです。
アニメの2017年問題など不安要素もありますが、何とかテレビアニメ単体の作品として、完成度の高いものを見たい。
気持ちをフラットに整えるつもりが、かえって高まってしまいました。

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