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UQ HOLDER!第144話感想 

 今月の別マガで面白かった6作品。
・UQ HOLDER!
・熊西美術部らふすけ先輩(終)
・アルスラーン戦記
・29歳独身中堅冒険者の日常
・100万の命の上に俺は立っている
・サメ子ちゃん
らふすけ先輩、時流を捉えた良き連載だったと思います。
以下ネタバレです。











Stage.144「1万人救出作戦」

あらすじ

 作戦まで3分間の余裕をもって目的地に到達した刀太は、源五郎が作戦に反対する真意を聞く。
超常の力で無関係の人間を救い始めるとキリがなく、それはネギ=ヨルダと同じ道につながるとの指摘に、刀太は反論できなかった。
雷化した刀太に夏凛、源五郎が随行してミサイルに乗り移り、テロリストを取り押さえる作戦は成功、多弾頭弾も甚兵衛、九郎丸、三太が無力化した。
だが、安心もつかの間、塔内部からの第2波攻撃計画の存在が明らかになり、頼みとするキリヱのセーブポイントも、カトラスの手で破壊されたのだった。


感想

 作戦がやけにあっさり成功したかと思いきや、一筋縄ではいかなかった。
刀太の考えの危うさを認識させたうえで、やり直したばっかりに、最初より大きな被害が出かねない可能性を提示する、という話。
カトラスは、自分は無関係だと言いつつ、作戦の概要を知っているとしか思えない手際の良さで、未来人か何かかと考えずにはいられない。
そもそもカトラスの手の動力は何なんだろう。

 刀太の言ったクソメガネ、多分源五郎に聞こえてるよね。
今回は源五郎の美点がいかんなく発揮された回ではないでしょうか。
相手を理解した上で自分の考えを主張しつつ、組織のために生きる。
嘘か誠か、善行を積むと残機が増えるらしいので、何が善行なのかを突き詰めたことが、そういう性格の形成につながったのかなと。

 源五郎の指摘はド正論で、全ての悲劇から全ての人を救うのは無理だということ。
つまり、世界を救済するという題目は絵空事か、究極の破壊かのどちらかなのではないか、と。
源五郎が、「ネギ=ヨルダと同じ道」と言ったのは、ヨルダだけでなく、かつてのネギもまた、同じ道に迷い込んだのではないか、という示唆なのではないかなぁ。
知らんけど。

 UQホルダーの組織の性格が、刀太が来てから変わってしまったと言う源五郎だが、それが一概に悪いとは源五郎も考えてはいないようだ。
というより、図りかねている、という感じか。
これまでは目立たないように弱い存在を助ける組織だったけど、今は目立つの上等というイメージ。
どうしたって逆恨みする人はいますしね。

 三次元測位による転移が、芸が細かくて好き。
多弾頭弾への対応もそうだけど、最後は力技というのも好きなのです。
軌道エレベーターの防衛システムを突破して突っ込んできたテロリストも、今の刀太はあっさり制圧できてしまう。
いや、今回は敢えてあっさりやられたのかもしれないけど。

 秒速10キロほどで近づく多弾頭弾を、350メートル以内まで引き付けて処理する甚兵衛半端ない。
九郎丸も起爆させないで切り落とすって実はすごいのでは。
三太も、地上から離れて弱ってるらしい割にはよく頑張った。
ミサイル止めて持ち上げてる刀太は一体どうやったんだこれ。

 いまいち活躍は少なかったけど、刀太の考えを支持して逆に心配される夏凛さんの通常営業感たるや。
良いこと言ってるのに(笑)
若手のナンバーズが刀太を支持しても、刀太自身が釈然としていないのは、源五郎と直接やり取りしたのが刀太だけで、細かいニュアンスを理解しているからでしょう。
そのあたりの葛藤を留保しながら、事件は新たな展開を迎えるみたいです。

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